自由研究のための蚊取り線香の作り方をご紹介します
夏休みの自由研究って結構たいへんですよね。
できればあまり手間をかけずに済ませたい・・・
そんな方のために、今回はなるべく手間をかけないでできるものをご紹介します。
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自由研究には蚊取り線香が適している理由
なるべく手間をかけない方法として、蚊取り線香を使った自由研究をおすすめします。
そもそも自由研究は
- 目的を決める
- 実験してみる
- 結果を書く
- 考察する
というのが大雑把な流れです。
蚊取り線香を例にとると、
- 目的:蚊取り線香の仕組みについて調べる
- 実験:実際に作ってみて効果があるか試してみる
- 結果:殺虫効果があったか、なかったか
- 考察:効果があったなら何で?ないなら何がダメだった?
というような流れが考えられ、自由研究をするには手ごろなものなのです。
しかも、実験用に作る蚊取り線香はいくつか材料を揃えれば手作りでできます。
手作り、っていうのが結構重要ですよ^^
手作りだからこそ考察する際に、何がよかったか・ダメだったかを考えることができます。
ここで手を抜いて出来合いのものを使うと、
実験で書く内容も乏しくなり考察も書く事があんまりなくてどうしよう・・・
と後々困ります。
手間をかけないと言っても、
研究のために作るものにはあまり手間をかけないということです。
ちゃんと調べたり考えたりする手間はある程度かけないと、結果的に面倒なことになります。
要は、メリハリを上手につけることが大切ということです。
それに工夫する手間はかければかけるほど、
面白さや楽しさが増すということは知っておくといいですよ^^
閑話休題
具体的な作り方
それでは、蚊取り線香の具体的な作り方を説明しましょう。
準備. 材料の入手
材料は、
- 除虫菊パウダー
- 椨粉(たぶこ)
- 水
だけです^^
除虫菊パウダーは、成分の「ピレトリン」が蚊にとって殺虫作用となります。
また、椨粉はお香の基礎となる粉。
水分を加えると粘りも出るため、つなぎの役割として使います。
ちなみに、除虫菊パウダーはホームセンターにも売っているようですが
椨粉はお線香の専門店などに行かないとなかなか売っていないようです。
どちらもインターネットで購入できるので、材料はサクっと揃えてしまいましょう。
除虫菊パウダー
かえる印の天然除虫菊パウダー300g |
椨粉
手作りのお香・インセンスのために薫物屋香楽【インセンス・線香用 基材椨粉(タブ粉・たぶ粉)… |
※ネット上で除虫菊パウダーを購入しようとすると、一番量の少ないもので300g。
蚊取り線香用としては余ってしまいますが、
残ったら家周りにまく事で蟻や害虫駆除になるので、それで再利用するのをおすすめします。
材料を用意したら、以下の順で作っていきましょう。
1. 材料を混ぜる
まず材料を混ぜます。
用意するものは材料が入る容器と混ぜるための棒。
(乳鉢・乳棒など。なければ小鉢・スプーンでもOK)
分量は、除虫菊パウダーと椨粉を1:1(10gずつ)、水は適量(大さじ1杯程度)です。
はかりがあればそれを使って量ります。
もしなければ、計量スプーンの大さじ1杯ずつくらいでやってみてください。
(これは小麦粉が大さじ1杯で約9gなので、まあだいたい同じだろうという予想です。
厳密には大さじ1杯で10gにならないでしょうし、
除虫菊パウダーと椨粉の1粒の重さも違うと思います。
ただお菓子作りではないので、多少分量や比率が変わってもちゃんと作れればOKです^^)
ここまで準備ができたら、
まず用意した容器の中に、除虫菊パウダーと椨粉をそれぞれ入れます。
次に、水を少しずつ入れて練っていきます。
※粉なので飛ばないようにゆっくり入れて下さい。
水が足りなければ少し追加してください。
程良い硬さまで練られたら次のステップに進みます。
2. 形を作る
次に形を作っていきます。
スティック状にしたり、コーンの形にしたり色々ありますが、
まあ蚊取り線香ですから無難にうずまき状にしましょう^^
(うずまきにすると、長時間持つというメリットがあります)
量がそんなに多くないので手を使って細長くしていきます。
ちなみに混ぜた材料は粘土状になってますので、
クッキングシートを使って成形すると剥がしやすく便利ですよ。
ある程度の細さになったら、ぐるぐる巻いていきます。
ここまで来たら完成はもう目の前です!
3. 乾燥させる
最後のステップは乾燥です。
直射日光の当たらない風通しのよいところで乾かします。
水分を飛ばすには、だいたい4~5日くらい置いておきます。
乾燥しているようならもっと早くていいですが、
あまり早すぎて水分が残っていると燃えにくいので注意してください。
以上のステップを踏めば完成です!
Tips
蚊取り線香は火をつけた後、灰が出るので耐熱性のあるお皿などに入れてください。
近くに燃えやすいものは置かないこと。
(火事の原因です)
しっかり乾燥させることで火がつきやすくなります。
(湿っていると燃えにくい)
実際に使ってみよう!
蚊取り線香を作ったら実際に燃やしてみて下さい。
蚊がいれば実際に効果があるか検証できますが、
いなくても殺虫作用はあるので細かな虫などのいるところで使ってみましょう。
見事殺虫効果が出たら、どうして殺虫作用があったのかなど調べて考察してみるのも一つです。
もし失敗しても大丈夫。
なぜ失敗したか、どこを工夫すべきだったかを考えてそれを言葉にすれば立派な考察になります^^
大切なことは何をしたのか、どう考えたのかをまとめること。
ぜひ蚊取り線香を作って自分なりの自由研究を行なってみてください!
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